自社のために4つの無料(フリー)クラウド会計ソフトの比較検討してみました

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インターネット上で簡単に情報や物品を販売することができるサービスがたくさん出てきて、副業や個人事業主、小規模の事業が起こしやすくなりました。

しかし、起業するとなった時に必ず考えなければいけないのは税務のことです。
税理士さんと毎月の顧問契約すると、小規模事業であっても顧問料で数万円/月のコストが必要となります。

それに対して、決算だけ税理士さんに頼んでチェックしてもらい署名をもらう方法だと、年一回だけ5~10万円ほどのコストで抑えることができます。
決算だけ税理士さんに頼む場合のデメリット(融資の時の書類作成など、色々と面倒をみてもらえる)もありますが、無料(フリー)で利用できるクラウド会計ソフトを上手に使うとランニングコストを大幅に抑えることが可能となります。

本記事では、無料(フリー)で利用できるクラウド会計ソフトを自社で利用しようとした際に調べた比較検討の内容について公開しています。
おすすめの会計ソフトは事業の状況によって異なりますので、それぞれの公式サイトを見てから決めるのが良いかと思います。

メジャーな会計ソフトの費用・コスト

もっともメジャーだと思う弥生会計を基準に、無料(フリー)クラウド会計ソフトの費用・コストとの比較を考えていきます。

個人事業主向けの場合、やよいの青色申告はAmazonで12,000円程。毎月のコストに換算するとおよそ1000円/月くらいです。

やよいの青色申告 18 <消費税法改正対応> ダウンロード版

法人向けの場合、弥生会計スタンダードはAmazonで38,000円程。毎月のコストに換算すると3160円/月くらいです。

弥生会計 18 スタンダード 通常版 <消費税法改正対応>

ひと昔前は、お客さんとかでも弥生会計を使っている事業主さんが多かった印象がありますが、銀行振込やクレジットカードなどの電子決済がメインの事業主さんでは、クラウド会計ソフトを使っている事業主さんが増えてきている印象です。

弥生会計はある程度実績があって使いやすいので、無料(フリー)クラウド会計ソフトのほうが圧倒的にコストパフォーマンスが良いとか、便利な機能があるとかでなければ魅力がないという判断になります。

つぎに、無料(フリー)クラウド会計ソフトの比較検討をしていきます。

無料(フリー)クラウド会計ソフトの比較検討

個人的な感想としては、私の会社はインターネット業でほぼネット銀行のやり取りだけで済ませているので、マネーフォワードかfreee(フリー)を試してみて、使いやすい方にしようと考えてます。
マネーフォワードかfreee(フリー)の連携サービスを見ていると、マネーフォワードは個人や零細企業寄り、freee(フリー)はマネーフォワードよりも大きめの企業に注力してる印象を受けます。

金融機関のデータを自動取得して仕訳する機能ですが、将来的に運営会社のデータが蓄積されれば、クラウド会計ソフトが「節税アドバイス」とかしてくれる日も近いかもしれませんね。

MFクラウド確定申告/MFクラウド会計(マネーフォワード)

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[個人事業・中小企業向け]MFクラウド確定申告/MFクラウド会計(マネーフォワード)

2014年7月より、個人事業主向けは「MFクラウド確定申告」、中小法人向けは「MFクラウド会計」というサービスに変更されています。

銀行・クレジットカード情報を登録し金融機関と連携させて、取引のデータを自動取得し仕訳してくれるというのが特徴でおすすめです。また、POSレジアプリや楽天スマートペイ・Square (スクエア)などの決済サービスなどにも連携しています。

インターネット系でのビジネスならば、ほとんどの取引はネットバンクやネット決済で取引しているかと思いますので、自動取得し仕訳してくれるのは相当好感度高いです。

個人事業主向け・法人向けの場合も、弥生会計よりは費用が安いので「自動取得・仕訳機能」をどのくらい良いかと思うかではないでしょうか。次に紹介している、freee(フリー)よりも対応金融機関は多いです。

ちなみに、マネーフォワードはマネックス系(証券会社)の会社が出資していますので、金融系には強いはずなので将来的には有望だろうと推測できます。

マネーフォワードと連携できるサービス(クリック/タップで開きます。)

    無料(フリー)クラウド会計ソフトの規模が大きくなってきて、連携しているサービスが多くなってきましたので、詳細はリンク先の公式ページにて連携サービスの紹介を参考にしてみてください。

  • ネットショップ構築サービス BASEと連携
  • BASEは初期費用・月額料金・販売手数料が無料で利用できるネットショップ構築サービスで、マネーフォワードと連携して売上データなどを自動で会計処理することができるようです。

  • タブレットPOSレジシステム EC-Orange POSと連携
  • EC-Orange POSは、iPadやWindows8タブレットでPOSレジシステムや、在庫管理、顧客管理(CRM)などができるシステム。

  • クラウドソーシングサービス クラウドワークスと連携
  • クラウドワークスは、ネット上で仕事のアウトソーシングの受注・発注ができるサイト。

  • 決済サービス Coiney(コイニー)と連携
  • Coiney(コイニー)は、スマホやタブレットでクレジットカードの決済をする事ができるサービス。クレジットカードでの決済を簡単に導入できる点がメリット。

  • ファンコミュニケーションズと連携
  • [A8.net][Moba8.net]を運営しているファンコミュニケーションズと連携することで、売上データを自動仕訳してくれる。

  • ランサーズと連携
  • クラウドソーシングサービス「ランサーズ」と連携することで、収支を自動仕訳することもできる。

  • 無料のPOSレジアプリ「Airレジ(エアレジ)」と連携
  • 無料のPOSレジアプリ「Airレジ(エアレジ)」と連携して、売上データを毎日、自動で取得することが可能。

  • 無料のPOSレジアプリ「ラクレジ」とのデータ連携
  • 無料のPOSレジアプリ「ラクレジ」とのデータを連携して、売上データを毎日、自動で取得することが可能。

  • POS レジアプリ「Square レジ」とのデータ連携
  • POS レジアプリ「Square レジ」とのデータを連携して、売上データを毎日、自動で取得することが可能。

個人事業主向け(MFクラウド確定申告)

無料プランの範囲は例えば「仕訳登録数が月間50件まで」などですが、ほとんどの場合は超えてしまうでしょう。
なので、有料で800円/月はほぼかかると考えたほうがいいかもしれませんが、あまり仕訳件数が大量でない状況ならば他の会計サービスに乗り換えるのも簡単なので試してみる価値はあるかなと思います。記事を書いている時点では、有料プランは30日間無料で試すことができます。
有料プランでは仕訳データのエクスポートが可能になることが大きいと思います。

法人向け(MFクラウド会計)

法人の場合、無料プランの範囲は「仕訳登録数が月間50件まで」使えるようです。1,980円/月のライトプランからは仕訳件数無制限のサービスを利用することができます。決算申告にも対応しているようです。有料プランは30日間の無料体験ができるので、ちょっと試してみてみるというのもアリかもしれません。
また、「マネーフォワードクラウドバリューパック」とかいうマク○ナルドのメニューみたいなサービスがあって、月額3900円から「MFクラウド会計・確定申告、請求書作成、経費清算、給与計算、マイナンバー収集」などのサービスを提供してくれるらしいです。バックオフィス業務って地味に時間取られるので気になりますよね。詳細は公式サイトで確認ください。
また、有料プランでは仕訳データのエクスポートが可能になることが大きいと思います。

freee(フリー)

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【会計ソフトfreee(フリー)】

前に紹介したマネーフォワードと同様に、銀行・クレジットカード情報を登録して連携することで全自動で仕訳ができるのが特徴でおすすめです。マネーフォワードよりも対応金融機関は少ない(記事書いている時点では)ので、使う前には自社がよく使う金融機関が対応しているのかは要チェックです。freee(フリー)はどちらかというと、マネーフォワードよりかは中小企業をターゲットにしている感じが強い印象を受けます。

ちなみに、freee(フリー)は元Googleの方が創業しています。Googleといってもエンジニアではなくマーケター出身の方のようですので、将来的には他社と提携するとか積極的に進めていくのではないだろうかと予測しています。

freee(フリー)と連携できるサービス(クリック/タップで開きます)

  • POSレジアプリ Airレジ(エアレジ)と連携
  • 2014年3月よりPOSレジアプリのAirレジ(エアレジ)とfreee(フリー)が連携されるようになりました。
    なので、Airレジ(エアレジ)の利用を検討しているなどの場合には、freee(フリー)を使うのがいいかもしれません。

  • POSレジアプリ「Squareレジ」と連携
  • 2014年3月より、Square(iPhone、Android、iPadでクレジットカード決済が導入できるサービス)のPOSレジアプリ「Squareレジ」と連携されるようになりました。

  • ユビレジと連携
  • iPadのレジ「ユビレジ」と連携して、ユビレジを通した売上などを会計処理できる。

  • 交通系ICカードと連携
  • モバイル Suica、SMART ICOCA、PiTaPaとかと連携して、交通費に関する会計処理ができる。これはけっこう便利かもしれません。

  • GMOイプシロンと連携
  • GMOイプシロンと連携して、イプシロンを利用した決済処で会計処理ができる。

  • Recereco(レシレコ)と連携
  • 家計簿アプリRecereco(レシレコ)と連携して、レシート撮影で会計処理ができる。

個人事業主向け

最大30日間の無料お試し期間があります。有料の場合は980円/月から始められるプランがあります。
会計ソフトは使ってみて分かることが多いので、無料期間の間に、先に紹介したマネーフォワードと比較するのが良いかと思います。980円/月のプランでも「所得税の確定申告書」「青色申告決算書」の作成には対応しているようです。

法人向け

最大30日間の無料お試し期間があり、有料の場合は1980円/月から始められるプランがあります。1980円/月のプランで決算書の出力にも対応し、損益レポートや試算表、基本的な請求書/見積書/納品書作成の作成なども可能みたいです。

あんしん会計

現在、サービスは提供されていないようです。
「金融機関と連携したデータ自動取得・仕訳機能」はありません

基本は法人向けに作られていているようですが、個人事業主にも使えるようにしてくれているようです。

個人事業主向け・法人向けともに無料で、おそらく税理士さんを紹介するための無料サービスだと思われます。クールな戦略です。

あんしん会計の使い方に関するサービスがあり、料金は1年契約で2,000円/月

金融機関と連携した自動仕訳機能とかいらないよ、という方の場合にはコストパフォーマンスは抜群です。

Free Way(フリーウェイ)

Free Way(フリーウェイ)

上記で説明してきたクラウド会計ソフトのように「金融機関と連携したデータ自動取得・仕訳機能」はありません
また無料プランではクラウドではなく、パソコンにインストールする形となります。

個人と法人向けの無料プランがあり、利用期間の制限などはないようです。企業版のみ有料オプションがあり3000円/月なので、無料プランで操作とかが気に入れば使ってみるのもいいのかもしれません。

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