スタンフォード大学講義の要約:How to Start a Startup-Lecture 12 企業向けの製品開発

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スタンフォード大学のスタートアップクラスの動画の要約です。
内容はかなり抜粋していて(50分ほどの動画なので)、個人的に印象に残った部分のみ抜き出して意訳しています。

この講義は 企業向けの製品開発 という題名で、Aaron Levie(founder of Box)が担当しています。
スライドが中心の講義なので、ぜひスライド(スライドへのリンク)もご覧ください。


世の中の全ての企業はよりスマートに、素早く、セキュアに働く為のより良いテクノロジーを必要としている。

混沌を見つける:
今までのやり方(古い方法)と今彼らができる方法(新しい方法)の間に広いギャップが生まれるような、新しく利用できるテクノロジーを探す。

意図的に小さく始める:
シンプルで小さく始める、それから時間の経過と共に広げる。
もし誰かが(あなたのプロダクトを)"おもちゃ"呼ばわりしたのなら、あなたは明確に心当たりがあるだろう。

"おもちゃ"呼ばわりしたのなら…のくだりの部分。分かりにくいですが、前後の話を聞いたところによるとおそらく「競合他社に目を付けられないくらいシンプルで小さく、でも顧客の問題解決はできるプロダクトを意図的にリリースする」みたいな感じだと思います。

非対称を見つける:
現役(現職)の人間ができなかったり、しないだろう事をする。なぜならそれは、経済的もしくは技術的に実現不可能だからだ。

例えば、マイクロソフトが無料のOSをリリースすることは、現役(現職)の人間ができなかったり、しないだろう事です。最近のニュースで無料のOSリリースをするかもしれないという噂はありますが。

クレイジーに近い外れ値を見つける:
(アーリーアダプター等のような)未来で働いている(かのような)カスタマーの後を会う。

カスタマーに耳を傾ける:
しかし、常に彼らが丁度欲しいものを作ってはいけない。彼らが必要となるものを作る。

モジュール化する、カスタマイズはしない:
全てのカスタマーは少しだけ違った何かを欲しがる。これが原因で大変になるようなプロダクトは作ってはいけない。

ユーザーにフォーカスする:
"利用者"のDNAをあなたのエンタープライズ向けプロダクトのコアに維持し続ける。この事は常に利益に貢献する。

プロダクトそれ自体がセールスするようにする:
セールスはカスタマーを導いて契約を結ぶべきで、素晴らしいプロダクトの代替にはならない。

About
Kuniyoshi Takemoto is the founder of Amelt.net LLC, and editor of this blog(www.amelt.net).Learn more and follow me on LinkedIn.