アジャイル方式によるWEBアプリケーション開発

課題の事例

クライアント側に作りたいWEBアプリケーションのおおまかな構想があり、予算を抑えながら構想を形にして欲しいというご相談です。

おおまかな構想のお話を聞いてみると具体的になっていない部分が多くあり、構想を設計書に落とし込むにはリスクが高く、また同時に予算を抑える必要があった事などから、一般的なウォーターフォール方式(開発初期に決定した設計書に従って進める)で開発を進めるのは危険だとの結論に至りました。

ウォーターフォール方式で開発すると、以下のようなデメリットがあります。

  • 初期の見通しが立たない段階での費用負担が大きい
  • 開発が進むと製品の仕様変更が難しくなる
  • 公開後にユーザーの反応に呼応して内容修正することは難しい
  • 上記により、事業の失敗リスクが高くなる

解決策

そこで、ウォーターフォール方式のデメリットの部分を解決することができる、アジャイル方式(設計と開発を小まめに繰り返す)で開発することをご提案しました。
今回はアジャイル方式の中でもプロトタイピング開発に向いているリーンソフトウェア開発方式を採用しました。
リーンソフトウェア開発方式は、スタートアップ企業などで頻繁に採用される開発方式です。

プロトタイピングから始めて開発することのメリットは、以下の通りです。

  • (今回は特に)徐々に形にする事で、事前に思い描いていた構想に近づけることができる
  • 公開後に実際に使うユーザーの反応に呼応して内容修正することができる
  • コストや失敗リスクを最小限に抑えられることです

また、プロトタイピングによりコアの部分を先に開発して必要な機能を肉付けしていくという開発方法で進めるので、製品公開後においても、ユーザーの反応から修正を加えたりすることが比較的容易となります。

得られる成果

  • 初期費用・ランニングコストを最小限に抑えることができる
  • 機能追加が必要かどうかを仮説検証しながら進めることができる
  • ユーザーの反応に呼応して内容修正しやすい
  • 上記により、事業の失敗リスクが最小現に抑えることができると同時に成功確率が上がる

開発したWEBアプリケーション