課題の事例
新規事業や企画などのためにアイデアを出す際には、ある程度大量のアイデアを出した上で精査する作業が必要となってきます。ただ、アイデアを出すにしても、ブレーンストリーミングなどでは参加者がお互いに気を使い合うために、奇抜なアイデアがなかなか出しにくい状況がありました。
そこで、各社員が他の社員に気を使うことなく、隙間時間を使って大量のアイデアを機械的に出す手法が必要だという話になりました。
解決策
各社員がアイデアを自由に発想するといっても、会社の強みや市場ターゲットから外れたアイデアも多くできてしまいました。そこで、あらかじめ会社の事業に関連するキーワードを選定し、それらを3つ組み合わせてアイデアを発想してもらうスマートフォンアプリケーションを制作しました。
アプリにすることでアイデアを量産するプロセスをマニュアル化することができ、また業務の隙間時間にアイデアを発想して保存しておくことができるようになりました。
その他のメリットとして、今まで行っていたブレーンストリーミングの時間の節約となったと共に、ブレーンストリーミングでは他の社員に気を使ってアイデアが自由に出せないような社員においても、アイデアを出す機会が得られるようになったことです。
特に、ユニークなアイデアは最初は反対意見が多いのが特徴で、アプリの利用によりユニークなアイデアが集まりやすくなったことが一番の成果かもしれません。
得られる成果
- アイデアを量産するプロセスのマニュアル化
- アイデアを考える作業を隙間時間に行う事による時間の節約
- ユニークなアイデアでも否定されることなく保存することができる
- 思いついたアイデアを保存してリストにしておくことができる
開発したスマートフォンアプリケーション
開発したスマートフォンアプリケーションは一部機能を限定して、Google PlayストアでAndroid向けアプリとして無料公開(英語版のみ)しています。
アプリの詳細説明は「Idea Generator Ver2 :Free App Tool for Create Ideas」のページに書いてあります。