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インバウンドマーケティングで有名なHubspot(ハブスポット)。
サイトを訪問してみると確かにHubspot(ハブスポット)を使って利益が上げられそうな予感バツグンなのですが、個人・中小企業にとってテスト運用してみるにはちょっとコスト高い感じがします。
Hubspot(ハブスポット)を使用した時に、ある程度利益が予測できる場合には素晴らしいツールなので導入すべきだと思いますが、まだfacebookやTwitterなどのソーシャルメディアやブログなどをはじめたばっかりの場合や思うようにアクセスが伸びていない場合には、まず「小さくはじめる」ことから試してみてはいかがでしょうか?
Hubspot(ハブスポット)の機能と個人・中小企業がHubspot(ハブスポット)のようなインバウンドマーケティングを自力で行う方法
画像の「Basicプラン」におけるHubspot(ハブスポット)の機能と、個人・中小企業がHubspot(ハブスポット)のようなインバウンドマーケティングを自力で行う方法の例を挙げていきます。
Website Hosting with HubSpot's CMS(CMS機能)
wordpressで独自ドメインで作ってみましょう。
webマーケティングにおいては、ブログは収益を生む資産となります。将来のリスク(ハブスポットが使えなくなった時など)に備えて、自社運営のブログを持っておくことをオススメします。
将来的にHubspot(ハブスポット)を中心に運営するとしても、自社運営のブログとのシナジー効果が見込めます。
Blogging tools(ブログツール)
工夫をすれば、wordpressでカバーする事は十分可能です。
中級以上になってくると、htmlなどのマークアップ言語でCMSに投稿する記事を書くことになりますので、あまり必要ではないかもしれません。
Landing pages(ランディングページ)
少し手間暇かける必要はありますが、これもwordpressで可能です。
wordpressのプラグインでランディングページを作成する場合
WordPress Landing Pages
http://wordpress.org/extend/plugins/landing-pages/screenshots/
Email marketing(メールマーケティング)
お名前.com メールマーケティングなどの月額料金が安いメール配信システムを使って、小規模から運営する方がいいと思います。
「小さくはじめる」というのは非常に大事です。
Contacts database(顧客管理データベース)
顧客管理ツールも色々とありますが、最初はマイクロソフトのエクセルをおすすめします。エクセルで管理しきれないくらいの顧客数(おおよそ1000件程)になってきたら、クラウド型の顧客管理データベースを検討してみるのも良いかもしれません。
Microsoft Office Excel 2013 [オンラインコード] [ダウンロード][Windows版] (PC2台/1ライセンス)
最初から大規模なクラウド型の顧客管理データベースを導入してしまうと、俗に言う「システムに合わせて業務を決める」といった状況になってしまいます。しかし、本当にやるべきなのは「お客さんの要望に合わせて業務を決める」ことです。
エクセルなどで管理しているデータは、後にHubspot(ハブスポット)にインポートすることも可能です。
Marketing analytics(マーケティング分析)
この機能は必須です。ソーシャルメディアなどのアクセス解析を統合して行ってくれます。
webマーケティングにおいてはデータ収集・解析は最も重要な仕事のひとつです。Hubspot(ハブスポット)を利用しない間は、google analyticsや各ソーシャルメディアの解析ツールで十分です。
Social media tools(ソーシャルメディアツール)
この機能も便利です。コールトゥアクション(無料レポートをダウンロードしてください!やRSSに登録しましょう!などといったツール)をクリック一つで記事に挿入する機能などです。
この機能もwordpressなら実装可能な機能です。
まとめ:
海外でインバウンドマーケティングにおいて有名なだけあってHubspot(ハブスポット)は優れたツール群を統合したサービスとなっています。
Hubspot(ハブスポット)を使用した場合のROI(投資収益率)が計算できるケースにおいては、検討してみても良いかもしれません。
しかしながら、ROIが予測できない状態の場合には初期費用とランニングコストをかけずに、小さくはじめて「データ収集」を行い、ROIがある程度予測可能になった時点で導入を検討する方法をおすすめします。
また、Hubspot(ハブスポット)を使わなくても上記のような方法でインバウンドマーケティングを力技で実行する事は十分可能です。